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名古屋市認可小規模保育事業所で子どもの成長を見守ります。天白区高島一丁目1804番地、健生くまのこ園

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教育内容program


非認知的能力


非認知的能力とは、肉体的・精神的健康や、忍耐力、やる気、自信、協調性といった社会的・情動的性質で、IQなどの数値評価可能な認知的能力と対比する能力

最新の研究で最も信頼できるデータは、恵まれない家庭の子供を対象に、幼少期の環境を実質的に改善した複数の研究から得られた。中でもジェームズ・J・ヘックマンらによるペリー就学前プロジェクト、1971年からノースカロライナ大学の「フランク・ポーター・グラハム子ども発達研究所」によるアベセダリアンプロジェクトという2つの研究があり、共に無作為割り当てにより、幼児期から成人するまでを追跡調査したものです。

参照:東洋経済新聞社オンライン ノースカロライナ大学関連サイト


ペリー・プレスクール・プロジェクト(Perry Preschool Study)

ペリー就学前プロジェクトは、アメリカのハイスコープ教育財団により1962年から1967年にミシガン州で、低所得のアフリカ系58世帯の子供を対象に実施された。就学前の幼児に対して、午前中に毎日2時間半ずつ教室での授業を受けさせ、さらに週に1度は教師が各家庭を訪問して90分間の指導をした。

指導内容は子供の年齢と能力に応じて調整され、非認知的特質を育てることに重点を置いて、子供の自発性を大切にする活動を中心としていた。教師は子供が自分で考えた遊びを実践し、毎日復習するように促した。復習は集団で行い、子供たちに重要な社会的スキルを教えた。就学前教育は30週間続けられた。そして、就学前教育の終了後、これを受けた子供と受けなかった対照グループの子供を、40歳まで追跡調査した。
結果として、質の高い幼児教育プログラムへの参加は、その後の「学校のよい成績」「より高い収入」などにつながっているとの結果が出ている。
ECDでも、こうした研究成果を背景に、幼児教育の重要性に関する提言がなされている。


アベセダリアンプロジェクト 
実験は、ノースカロライナのオレンジウティでおこなわれ、1972年から1977年に産まれた経済社会的不利な背景を有する新生児を対象に5歳に達すし就学するまでの期間にわたって幼児教育プログラムを提供。111家族が参加、参加者の3/4は実の両親と暮らしておらす、多くの家族が無収入。実験は111の家族を幼児教育プログラム(質の高い週5日のケアを5年間継続)を受ける群(処置群)と受けない群(対照群)にランダムに振り分け実施。
結果は15歳時点で高いIQスコア、小中学校での算数・言語の達成度、留年率の低くさ、特別教育クラスへの移動の少なさで処置群が優位となった。21歳時点でも知能テスト・数学・言語学力テストで処置群が依然優位性を保持した。

参照
幼児教育の経済学ジェームズ・J・ヘックマンJames J. Heckman シカゴ大学教授
幼児教育無償化に関する関係閣僚・与党実務者連絡会議(第1回)配布資料
ノースカロライナ大学関連サイトhttp://abc.fpg.unc.edu/
子どもの貧困の社会的損失推計 - 日本財団
その他の参考文献
●非認知的(社会情緒的)能力の発達と科学的検討手法についての研究に関する報告書  平成29年3月 国立教育政策研究所



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【駐車場の場所】
ハウスプラザバーン
 
駐車場配置図
(3.7.8.15.21.22.26.27)

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